就活が始まり、就職先選びや選考の結果に悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かつて私も皆さんと同じように悩み、就職したものの仕事がつらくなり、転職も経験しました。
今の境遇になったからこそ、就活時代の自分に「あの時こういう視点があったらな」という観点で考えてみましたので、皆さんに共有します。
◆はじめにお読みいただきたい事
私の時代はあまりX等情報発信が盛んではありませんでした。今は色んな方の意見を見ることができます。これはその中の一つとして、決して正解のないものと考えて貰えれば幸いです。
◆お伝えしたい3つの事
転職前提で考える

身も蓋もない話を最初にしてしまうのですが、自分がその会社に入ってよかったかどうかは、入ってみないと分かりません。それは紛れもない事実です。
勤務場所、部署、仕事の内容、一緒に働く人、残業時間などは同じ会社でも全く異なります。そして月日が経てば上司や自分の異動、社会情勢でも環境はがらりと変わるでしょう。
なので殊更就活期に、その会社が良いかどうかは中々判断できないのです。とてもいい会社だと思ったら、実際にそうでもないという事も少なくないでしょう。逆も然りです。
そして入社すると、中途で入ってきた方も少なくない事に気がつくと思います。
みんな何をしているかというと、働きながら自分のスキルを磨いていて、自分にとって不利益のある環境に置かれた時、自分の意思でより良い環境に移っていくのです。社内の異動が難しければ、社外へ転職するでしょう。
なので、皆さんに知っておいて頂きたいのは、「最初に入る会社にこだわりすぎない事」です。
私の当時の失敗
私は当時、「自分が最初に入った会社は良い所で、定年まで勤めたい」と根拠もなく思っていました。その為、実際に上司からのいじめや会社の経営不振などが起こったにも関わらず、自分主体で自分の身をおく場所を選ぶことが出来ていませんでした。
また業界としても特に視野が広くもない為、転職しようにも他の業界の知識なく苦労した覚えがあります。
そういう意味では最初に入った会社で何かあった時、次につながるような会社を選ぶ、というのも一つの手だなと思います。
人生に、会社を通して何を求めるかを考える

よく就職では「会社に何を求めるかではなく、どう貢献できるかを考えろ」と人事部や就職関係の方はいうでしょう。建前はそれでOKです。一方で私たちはきちんと自分の価値観を整理しておく必要があります。
会社に所属すると大きくは以下が得られます。そしてそれぞれ会社によりパラメータが違います。
- 給料・福利厚生・安定性(残業時間とのバランス)
- 知識・スキル・経験・達成感
- 人とのコミュニケーション機会・人脈
- 業種毎の社会貢献感・帰属感
- 会社のネームバリュー・優越感
そのうち皆さんが人生において重視するのはどれでしょうか。
いずれも入って経験しないと分からないものですが、後々それが求めていたものだったかどうかは、そもそも自分が何を求めているか分からないと判断できないですよね。
だから就職や転職の段階で一度考えてみると良いと思います。
私の当時の失敗
私はここをあまり考えず、とりあえずそこそこお金が貰えて、そこそこ大きな会社に入れればいいかな?くらいの気持ちでした。つまり私の就活時代の軸は非常にぼんやりとした1.給料・福利厚生・安定性、5.会社のネームバリュー・優越感です。しかし、上司のいじめや会社の経営不振(1.3.5.の低下)、家族構成の変化などを経験して、自分の幸せや働く意味、今後のリスクについて考えると、1.5.がより高く、更に2.知識・スキル・経験・達成感も本当はとても必要だったと分かりました。
安定的に収入を得つつ、体裁を保ち、精神を安定させながら貴重な体験をする。これが今私が会社を通じて求めている事です。
最初の就職先を見つけるにしても、自分なりにその評価軸をきちんと持ち、評価してみるということをしても良かったと思います。合っているかどうかではなく、自分のなりに評価してみることが重要だと感じます。
また業種や会社の規模により、働いてなくてもある程度わかる情報もありますので、色んな角度で会社を見てみると良いと思います。
最初の違和感を大切にする

説明会やインターン、OBOG訪問、選考。会社の人とメールや電話、直接の会話をする事でコミュニケーションをとる機会があるでしょう。或いは、人事部長や役員の方の話を聞く機会があるかもしれません。
その時、「ん?」と違和感を覚える瞬間があるかもしれません。例えば高圧的だったり、人を不愉快にする失礼な態度を取ったり、かなり遅い時間に連絡が来たり、「普通こういう事をしないよな」という事を目の当たりにする事があります。
その時の皆さんの違和感は大体合っています。
社会人になったからといって、いきなり一般的な常識が変わるわけではなく、普通の会社であれば、そういう違和感はやはり問題になります。それを社内ならまだしも、まだ社外の人間である就活生にしてしまう場合、その会社自体、違和感を持てないほどに感覚が麻痺してしまっている可能性があります。
そういう会社に入った場合は、勿論その空気とのギャップに苦しむことになるリスクはあるのではと思います。
圧迫面接なるものがあるそうですが、私自身は経験した事がないので分かりません。ただ、会社の中で「面接官になったらそういうことしそう」と思う人はいます。
なので、自分が間違ってると思わず、その違和感を大切にしてください。
私の当時の失敗
私は当時バイト経験もなく、仕事というものが初めてだったので、就活中そのようなものを見ても「そういうものなんだろうな」と全て受け入れていました。しかしそれは、後に受ける上司からのいじめから、逃げ遅れた原因の一つだったように思います。
全てのリスクが選考までの間に顕在化するわけではありませんが、もしそこで違和感を抱いたのであれば、考え直してみてもいいと思います。心身の健康や誠実さ、人間性など、お金や地位の為に失うと高い代償がつくものはあるのです。
いかがでしたでしょうか。この業界がおすすめ!とか、会社のこういう所を見るべき!のような明確な答えはお示しできませんが、会社選びの基準を持つ際の参考になればと思います。


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