仕事がつらい私たちには、忘れられぬ程に嫌だった経験がありますよね。
程度は違えど私も同じで、今も心に大きな傷となって残っています。
皆さんに共有する事で、皆さんの心の安心や危機回避のお役に立てればと思います。
はじめに
人の心は人により、またはその時々の状態で傷つきやすさが異なります。
自分にとっては大丈夫でも他人にとっては命に関わる事もあります。従って「忍耐不足」の一言で片付けるのは非常に危ういと考えています。
また相手にとっては私に非のある部分もあるのだと思います。
そんな前提でお読みいただければと思います。
上司からの陰湿な「いびり」
私の会社は元々昭和体質な会社で、端的には「相手に嫌な思いをさせて人を鍛える」「上司は好き嫌いで大きく態度を変え、天上人のように扱われる」事が当然とされる場所でした。
私の上司はその体質を生き残って来た人であり、よく飲み会で過去のエピソードを伝説のように語っていた事を覚えています。
元々馬が合わない所はありましたが、それでも仕事で関わる以上、私は関係が悪化しないように敬意を表すようにしていました。
しかし、仕事が特に出来るわけでもない私は、その上司のターゲットになり、日々「いびり」を受けるようになりました。
一つ一つは大したことのないようにも思いますが、約5年間これを受け続けた私は心に大きな傷を負いました。
具体的にはこんな方法で行われました。
挨拶や雑談を徹底的に「切る」

コミュニケーションは仕事での会話だけでなく、それこそ挨拶だったり雑談だったりで始まる事も多いですよね。逆に言えばこれを行うのは一人の社会人・人間として当たり前でさえあると思います。
私も当然この辺りを上司へ働きかけましたが、私の上司はこれを徹底的に拒絶しました。挨拶しても返事をしない。雑談をしようと話しかけても、「ああそう。」と一言で終わりといった具合でした。
まさに取り付く島がないとはこの事で、ここまで来ると「コミュニケーションをあなたと取りたくありません。」と、毎日直接言われているのも同じであり、しかし仕事上は会話をしなければならないという精神的苦痛は、5年間という月日でかなり私の心を侵食しました。
周囲と明らかな差をつけ、孤立させる

コミュニケーション拒否が全員に対し行われていたのであれば「うちの上司はそういう人」で片付けられるのですが、これを行ったのは私にのみでした。
私へ冷酷な態度をとった数秒後に、別の人へにこやかに話しかける。しかもこれは公然に行われ、部どころか会社の多くの人が「あの人は上司に嫌われている」と認識するほどでした。
では周囲は助けてくれるかというと、そうではありません。気にかけてくれる人もいましたが、私と共に嫌われる事を恐れ、基本的には全員上司の味方となりました。
周囲を批判するつもりはありません。きっと私も同じ立場なら上司の味方をするかもしれませんから。
徹底的な進捗管理

ただのコミュニケーションだけであればまだ耐えられたかもしれませんが、業務面でも上司はいびりは続きました。
それが顕著なものの一つが進捗管理でした。
進捗管理をするの確かに重要です。しかし上司の進捗管理は他の人と比べても、転職した他の職場と比べても以下の点で異常でした。
- 毎日「今日は何をして、明日は何をする」を口頭でグループ内で宣言させ、結果としてプロジェクトが進んでいるか否かに関わらず、やるといった事ができていないと理由を上司自身が納得できるまで詰める
- プロジェクトの進め方を相談しても、寄り添いは一切なく、ダメ出しのみで、判断も下さず、どうするか最後は自分が決めろと投げる
- 進捗の遅れや新たな問題が起こると、全てを進捗管理をしている人の責任として、なぜ起こったのか挽回するにはどうするかを、上司自分が納得いくまで詰めるが、やはり判断をしない。
毎日の叱責と時間を奪われるが結論の出ない不毛さに、毎日朝を迎えるのに怯えるようになりました。
自分と同じ思考になるまで徹底的な突き返し

叱責には非常にねちっこく、長時間に及びました。なぜそんな叱責なのかというと「自分と同じ思考プロセスを辿って、同じ結論に辿り着くまで徹底的に突き返す」ためです。
決して答えは教えず、手段も教えず、自分がやったものと同じものが出来上がるまで、資料の作り直しをさせました。
最後は助詞の使い方やグラフの太さにまでこだわりを見せ、しかもそれは資料の締切が過ぎた後も延々と続きます。
時には人前で怒鳴る事もあり、私の心は幾度も限界を迎えました。
きっと自分の考えがこの世の唯一の真実であり正解と思っていなければ出来ないような叱責でした。
私の変化

5年もの間このいびりを受け続けた結果、私は心の余裕がなくなり、誰にも心を開かなくなりました。
それはまた孤立を加速させ、上司の思う壺だったように思います。
今でも私は誰かに心を開くことは出来ません。
それは誰もがそうなった時、自分の安全を差し出して相手を助けることが出来ないからです。
それは逆の立場も同じ、お互い様です。
なので私は情報発信をしたいと思いました。
同じ境遇の人やこれからそういった境遇になりそうな人に警鐘を鳴らしたいのです。
大切なのはお金でもプライドでも他人でもなく、あなたの心なのです。


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